クリスマスのアレンジ作品、2曲を制作し、映像を公開致しました。
≪Let’s sing the joy of a miracle day!≫ 原曲( Joy to the World )
≪Let’s celebrate Christmas together!≫ 原曲(We Wish You A Merry Christmas)
2曲の作品は、楽曲販売サイトAudiostockにて、ダウンロード販売しております。
クリスマスの映像制作やYoutube配信などに最適のBGMです。
明るく爽やかな空間を演出致します。
ループ仕様版・通常版の2種類をご用意いたしました。
ご試聴・ご購入は、赤いボタンからどうぞ。
≪Let’s sing the joy of a miracle day!≫( Joy to the World )
★ループ仕様版(Youtube配信などに最適です)
★通常版(動画制作などに最適です)
≪Let’s celebrate Christmas together!≫(We Wish You A Merry Christmas)
★ループ仕様版(Youtube配信などに最適です)
★通常版(動画制作などに最適 適です)
この記事では、
≪Let’s sing the joy of a miracle day!≫
原曲( Joy to the World )
を制作した背景について書きます。
当記事は、DTMをされる方にも、音楽をされない方にもお楽しみいただけるように書いています。
当記事では、作曲のきっかけ、曲作りの工程、どのようにアイデアを展開させていったのかをご紹介していきます。
クリスマスの楽曲制作のヒントにしていただけたり、GTMの作品をよりお楽しみいただける内容となっております。どうぞご覧ください。
曲作りのきっかけ
「楽しいクリスマスの雰囲気を演出する音楽を作ろう」と思い立ったことが、曲作りのきっかけです。
多くの方が、わくわくして、楽しく笑顔になれるような音楽を作って、喜んでもらえたらいいなと思いました。
私は作曲が好きなので、普段アレンジ作品は作りません。
しかし、クリスマスは多くの方々の中で、特別なイベントであると思います。そこで、皆さまに喜んでいただけるような、普遍的な定番の曲のアレンジをしてみようと思いました。
世界中で長く歌い継がれてきた曲には、純粋な中に普遍の真理があると思います。定番曲のアレンジは、良い作品を作るためのテーマとしてふさわしいと考えました。
そこから、一番先に考えたのは、主役としてリコーダーを使いたいというアイデアでした。
生演奏のソプラノリコーダーで、かわいらしさや、生き生きとした表情をつけたいと思いました。
曲は、パブリックドメインの曲の中から、だれもが知っていそうな、「Joy to the World(もろびとこぞりて)」を選びました。
曲作りの工程
ざっくりとこのような工程で作曲を進めました。
- メロディーの耳コピー
- メロディーに和音を付ける
- イメージ作り
- アレンジ
- リコーダーをレコーディング
- ミックス・マスタリング
以下に、それぞれの項目について、詳しく書いていきます。
1 メロディーの耳コピー
最初にメロディーの耳コピーをしました。
よく聴く有名な曲は、改めて聴いて確かめないと、意外と細かいリズムを、間違えて覚えていたりします。従って、正確な音の高さとリズムを確かめる工程は重要です。
確かめると言っても、正確なリズムと音程がわかれば良いだけなので、Youtubeで検索した数曲を聴いて確認しました。
2 メロディーに和音を付ける
次に、聞き取ったメロディーに和音を付けました。
ピアノで弾きながら、聴いて心地よく感じられるような和音を選びました。
3 イメージ作り
続いて、曲のイメージを考えました。
ざっくりと以下の4つの段階を踏んでイメージを作っていきました。
- クリスマスの本2冊を、資料として読み込み、イメージを膨らませました。
- 原曲の歌詞を読み込みました。
- 原曲の歌詞の内容と資料から、曲のストーリーとイメージを考案しました。
- ③のイメージを表現するためにふさわしい楽器編成を、考えました。
こちらに関しては、後に、もう少し詳しく書きます。
4 アレンジ
次に、アレンジをしました。
DTMで打ち込んでいきました。
イメージ、ストーリーを元にして、楽しさや明るさのエネルギーを全開にして、作曲していきました。
明るい作品を作るには、作り手自身が明るい心であり、ある時は音楽に寄り添って、またある時は、元気いっぱいに音楽を引っ張るように作ることが大切だと思います。
自分でイメージした曲の世界に浸りきり、場面によって、静かに祈ったり、喜んだり、悲しんだり、元気いっぱいに歌ったりしながら、音楽を紡いでいく感じで、アレンジをしていきました。
5 リコーダーをレコーディング
次に、リコーダーのレコーディングをしました。
打ち込みの段階では、ソフト音源のリコーダーで制作しています。
アレンジが全部終わった所で、生演奏と差し替えました。
自分でアレンジしたオーケストラをバックにしたリコーダー演奏は、大変楽しかったです。フルオーケストラをバックに、リコーダーを演奏できる機会は、現実にはほぼ無いと思うので、とても幸せでした。その幸せな想いが、演奏に込められているように感じます。
曲は途中で転調させています。そのようなこともあり、最後の場面は、指使いが意外と速くて難しかったです。
楽器はバロック式のソプラノリコーダーを使いました。
リコーダーをきれいに響かせるコツは、曲のフレーズを生かした吹き方をすることと、歌と同じようにのどを開いて吹くことです。
私の場合は、フレージングやアーティキュレーションを細かく決めてから演奏しています。
具体的には、どこまで息をつなげるのか、タンギングをどこでするのか、強弱をどうつけるかなどといった細かい所を、自分で作った楽譜に書き込んで、決めます。その計画を元に、演奏し、レコーディングしました。
生演奏に差し替えることによって、生楽器の柔らかさや存在感が出て、音楽に生き生きとしたあたたかみや、華やかさが現れてきました。
曲の展開とリコーダー
主役のリコーダーは、1番から4番まで同じメロディーが続きます。イメージしたストーリーに合わせて、それぞれの場面に変化を付けて、ドラマティックに展開させました。
リコーダーと、そのシーンで曲の骨格を作る楽器との音をお楽しみください。
1番 リコーダーとオルガン
2番 リコーダーと金管楽器
3番 リコーダーとオルガン(1番と和音を変えています。ストーリーのイメージに合わせています。)
4番 リコーダーと金管楽器 (Ddur(ニ長調)に転調します。)
楽曲ご紹介映像
6 ミックス・マスタリング
全トラックのバランスを丁寧にとりました。
レコーディングしたリコーダーと、打ち込みの音をなじませつつ、核になるフレーズが浮かび上がるように意識して、ミックス・マスタリングしました。楽器同士の掛け合いが聴こえるように意図しています。
ここからは、
「 ≪Let’s sing the joy of a miracle day!≫ を作るにあたって意識したこと」の詳細を書いていきます。
イメージ作りの下準備
編曲をする前に、イメージ作りをしました。そのイメージ作りをするにあたって、準備したことを書いていきます。
本を読み込む
音楽は、演奏にしても、作曲・編曲にしても、イメージ作りが大事だと私は考えています。
そこで、曲を作るにあたって、まず2冊の本を読んで、「クリスマスとはどのようなイメージなのか」を学びました。私は、特にキリスト教に親しいわけではないので、クリスマスとは何か、ということが明確ではありませんでした。その疑問を埋めるために本を探して読みこみました。
そこからイメージを膨らませ、曲のストーリーを作っていきました。
イメージ作りの資料にした、クリスマスに関する2冊の本について、以下の記事に詳しく書きました。
この本は、クリスマスのイメージ作りに大変役立ち、また、心身も豊かにしてくれる内容でした。
音楽を制作するしないに関わらず、すべての皆さまにおすすめしたい本です。よろしければ、あわせてご覧ください。
歌詞を読み込む
原曲である 「Joy to the World」(もろびとこぞりて)の、英語の歌詞を読み込みました。
そこから、本で読んだ情報もあわせて、音楽のイメージやストーリーを作っていきました。
クリスマスらしさを出すための楽器編成を考案
クリスマスの雰囲気を出すために、どの楽器を使えばいいかを考えました。
様々なクリスマスの曲がありますが、私は、クリスマスらしさを出す楽器について、次のように考えました。
- 弦楽器 明るさや華やかさを出す。
- 金管楽器 トランペット 輝きや神聖さを表現する。
- スレイベル トナカイの鈴を表現する。
- オルガン 教会のイメージ。静かで敬虔な雰囲気を出す。
- チューブラベル 教会の鐘のような輝かしいイメージ。
主役のリコーダーは、「天使の歌声」をイメージしています。透明感や純粋な響きを意識して演奏しています。
それから、クリスマスの曲は、Cdur(ハ長調)であることが多いです。
明るさを出すためなのかもしれません。
ソプラノリコーダーも、 Cdur (ハ長調)は良く響きます。
そこで、 ≪Let’s sing the joy of a miracle day!≫ はCdur (ハ長調) で始まるように作りました。そして、最後のサビでDdur(ニ長調)に転調させました。
≪Let’s sing the joy of a miracle day!≫ のストーリー
歌詞や資料から読み取ったイメージを元に、 ≪Let’s sing the joy of a miracle day!≫ は、次のようなストーリーで展開するように作りました。
前奏
かすかに聞こえてくる鈴の音。寒い冬の夜空にきらきら光る星。街には色とりどりの明かりがともっています。
1番
華やかで静かなイメージ。イエス・キリストが生まれた奇跡に、静かに喜ぶ人々の様子。
2番
人々がイエスキリストの誕生を祝っています。皆笑顔で、温かい部屋の中、心からの幸せと喜びに包まれています。
3番
「もう苦しまないで、悲しまないで」という歌詞の部分。静かなオルガンの響きに包まれ、教会の中にいるような神聖なイメージ。イエス・キリストを慕う心をイメージしています。
4番
世界中の人々が、幸せと豊かさと喜びに満ちていて、皆笑顔で、天使や神やイエスも喜んでいます。最高に華やかで喜びに包まれたイメージ。
それぞれのシーンで、このような情景を思い描きながら、アレンジしていきました。
そのため、変化に富んだ、起伏あるアレンジとなっています。
さいごに
ソプラノリコーダーとフルオーケストラという、現実にはあまり無い編成のアレンジになり、唯一無二の楽しい作品になりました。
リコーダーとオーケストラの楽器の掛け合いも、聴いていて楽しめるように作っています。
「≪Let’s sing the joy of a miracle day!≫を聴いてくださる多くの方々を、幸せで楽しい気持ちにできたらいいな」
という一心で、企画、オーケストレーション、レコーディング、ミックス・マスタリングの全工程にわたって、丁寧に制作いたしました。
クリスマスの映像制作やYoutube配信などを、華やかで楽しく、上品に彩る楽曲になりました。多くの方々にお役立ていただき、映像のその先にいらっしゃる皆様の心を、豊かで幸せにできましたら、大変うれしいです。
最後までお読みくださり、ありがとうございます。
当記事でご紹介した作品は、楽曲販売サイトAudiostockにて、ダウンロード販売しております。
クリスマスの映像制作やYoutube配信などに最適のBGMです。
クリスマスらしい、明るく爽やかで上品な空間を、お作り致します。
ループ仕様版・通常版の2種類をご用意いたしました。
ご試聴・ご購入は、下記の赤いボタンよりどうぞ。
≪Let’s sing the joy of a miracle day!≫( Joy to the World )
★ループ仕様版(Youtube配信などに最適です)
★通常版(動画制作などに最適です)
≪Let’s celebrate Christmas together!≫(We Wish You A Merry Christmas)
★ループ仕様版(Youtube配信などに最適です)
★通常版(動画制作などに最適です)
※ループ仕様版とは、曲冒頭の 0.5秒以内の 無音部分が無く、曲末尾の余韻の部分をカットしたものです。繰り返し再生しご利用される場合に、編集の手間が無く、すぐにお使いいただける仕様です。
※通常版は、冒頭に0.5秒以内の無音部分と、曲末尾の余韻が含まれています。曲を繰り返さずにお使いいただく場合は、通常版が適しています。
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