当記事は、過去のブログ記事をリライトし、より読みやすいように改変いたしました。
クリスマスの曲を作る前のイメージ作りに役立った本のご紹介を書きます。
クリスマスの音楽を制作されるDTM初心者の方や、「クリスマスとは何か」をやさしく理解できる本を探されている方に、お役に立てる内容となっております。
作曲する前のイメージ作りは大切
作曲する前のイメージ作りは大切 です。
なぜなら、この曲で何を表現したいのかが、自分の中で明確になっていないと、聴き手にとっても、聴きづらい、わかりにくい音楽になってしまいます。
反対に、何を描きたいのかが明確であれば、聴き手に伝わりやすい、心に響く音楽を作ることができます。
イメージ作りの前提として、「クリスマスとはどんなものか」を知っていると、アイデアが広がりやすいです。
作曲するにはイメージが大切です。
音楽は、演奏でも、作曲でも、自分の中でのイメージが豊かであれば、表出される音楽も、生き生きしたものになります。
クリスマスを知るための2冊の本
作曲するにあたって、クリスマスのイメージ作りに役立った、2冊の本をご紹介します。
次の条件をもとに検索して、この2冊の本に巡り合いました。
- イエス・キリストの誕生シーンの、前後のストーリーがわかるもの
- イラストが付いているもの
- なるべく聖書に忠実な内容で書かれているもの
- 読みやすい文で書かれたもの
1冊目は、『リスベート・ツヴェルガーの聖書物語』
内容
- 旧約聖書と新約聖書の中から重要な場面が選ばれ、物語として、読みやすくやさしい言葉で書かれています。
- 挿絵が豊富です。
リスベート・ツヴェルガーさんという、オーストリアの絵本画家が描いた絵が、絵本に近いくらいたくさん盛り込まれています。現代風で親しみやすく、繊細で色鮮やか、静かで美しい、すべてオールカラーの絵になっています。
おすすめポイント
- 文も絵もシンプルで、聖書の内容がわかりやすく丁寧に描かれており、キリスト教の世界がイメージしやすいです。
- クリスマスの曲のイメージ作りをするなら、「イエスの誕生」のシーンを読めば、具体的なイメージが浮かびやすくなります。
- 文も絵も、大変美しく、心も豊かにしてくれます。
2冊目は、『ライオンと一角獣とわたし クリスマスの物語』
内容
- この本は絵本です。
- イエス・キリストの誕生の前後の場面が、やさしい文で語られています。
おすすめポイント
- この本の一風変わったところは、物語が、もうすぐイエスを出産するという状態で旅をしていたマリアさまを乗せて運んだ、ロバの視点から描かれているところです。
- ロバの視点から描かれているために、天使の光や、動物や人間のあたたかさやぬくもり、満天の星々の輝きや、冷たい空気の感じなどが、身近に伝わってきて、想像力をかき立ててくれます。
さいごに
ご紹介した 『リスベート・ツヴェルガーの聖書物語』 『ライオンと一角獣とわたし クリスマスの物語』 を読むことで、クリスマスのイメージが自分の中で明確になり、作曲するときにとても参考になりました。
普通の一般的な聖書も、読んではみたのですが、さらりと事実が述べられているので、キリスト教の教えに馴染みのない私は、細かいイメージが作りにくいと感じました。
この2冊を読むことで、イメージが明確になりました。そのおかげで、生き生きとした豊かな表現をもった音楽を、制作することができたように思います。
『リスベート・ツヴェルガーの聖書物語』 『ライオンと一角獣とわたし クリスマスの物語』 は、静かでぬくもりのある絵と、うつくしい文章で、読んでいて、心が洗われるように感じました。絵は2冊とも、 リスベート・ツヴェルガー さんが描いています。
音楽制作に関わらず、個人的にも、とても楽しめる内容の2冊でした。
子どもから大人まで、多くの人の心を豊かで明るくしてくれるような、素敵な本だと感じました。皆さまも、よろしければ、ぜひお手に取ってみてください。
最後まで読んでくださりありがとうございます。
当記事でご紹介した2冊の本でイメージを作り、音楽制作をしました。
クリスマスの楽曲を制作した過程をつづった、こちらの記事も合わせてご覧ください。