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2本のソプラノリコーダーの音色比較動画を公開しました

目次

2本のソプラノリコーダーの音色比較動画を公開しました

YAMAHA YRS-402B vs AULOS 503B(E) – soprano recorder sound comparison! 
Composed and performed by GTM

この記事では、この比較動画を作ってみて、私GTMが感じたこと、考えたことをご紹介します。

リコーダーが好きな私が、今回の動画を作ってみて吹いてみて、思ったことを、気ままにつづります。

比較動画を作ったきっかけは、アウロスリコーダーを手に入れた事

最近、念願だったアウロスのソプラノリコーダーを手に入れました。

長年ヤマハのソプラノリコーダーを使っていました。

私は過去に、ソプラノリコーダーとアルトリコーダーを、多くの人々に教えていた経験があります。

そこで、お手本を吹いたり、リコーダーアンサンブルの編曲をするため、自らもリコーダーを演奏していました。そのため、リコーダーについてもある程度詳しくなりました。

日本製のリコーダーと言えば、ヤマハかアウロスです。

子どもの頃は気づきませんでしたが、教えるようになってから、リコーダーによって、音色が結構違うという事に気づきました。

単刀直入に述べると、アウロスのリコーダーの音色が私の好みです。

しかし、このヤマハのリコーダーも良い音がします。バイオマスの新しい技術を使って作られた、明るい色のリコーダーは、見た目にも魅力的です。

リコーダーにまつわる思い出

私は子どもの頃、リコーダーがとても好きでした。

多くの皆さまと同じように、小学校の3年生の時、音楽の授業で、リコーダーを初めて習いました。

その時ピアノが弾けて楽譜が読めた私は、どんどん吹けるようになりました。

そしてよく先生に頼まれて、リコーダーのお手本演奏を、たった一人で、クラスみんなの前で吹いていました。私にとっては、みんなの前で大好きなリコーダーが吹けるとても楽しい時間でした。小学校の先生はリコーダーが苦手だったのかもしれないと今は思っています。先生の演奏は一度も聴いた事がありません。

簡単に音が出て、吹く息が音楽になって出て来るリコーダーは、私にとってとても楽しい楽器で、友達のようでした。

本題に入ります

ここから本題に入ります。

今私が手元に持っているのは、動画で紹介した以下の2本のソプラノリコーダーです。

YAMAHA YRS-402B

AULOS 503B(E)



ソプラノリコーダーにはジャーマン式とバロック式がある、という話

ちなみに、ソプラノリコーダーは、ジャーマン式(ドイツ式)と、バロック式(イギリス式)の2種類があります。

両者の違いは、簡単に言うと、Fの音の指使いが異なるという点です。

Fの音を鳴らす時は、ジャーマン式は規則的な指使いで、バロック式は不規則な指使いで鳴らします。

指使いを覚えるには、ジャーマン式は便利なのですが、実はこのジャーマン式には大きなデメリットがあります。

ジャーマン式のデメリットは、派生音(シャープやフラット)が演奏しにくい事、そして、アルトリコーダーとの持ち替えが不便な事です。

「アルトリコーダーとの持ち替えが不便」という意味を簡単に説明しますと、アルトリコーダーには、ジャーマン式は無く、すべてバロック式なので、アルトリコーダーを吹きたくなった時に、もう一度指使いを覚え直さなくてはいけなる、という事です。

ソプラノリコーダーのバロック式と、アルトリコーダーの指使いはすべて同じです。調性が異なるだけです。

バロック式が吹きやすい

そのため、初めてリコーダーを購入される方には、バロック式をお求めになる事をおすすめします。

動画で使ったリコーダーは2本ともバロック式です。

ヤマハとアウロスの音色の違いを感じてみる

皆さまは、ヤマハの音色とアウロスの音色とどちらの音色が好みですか?

聴いてみるとその音色の差はわずかに感じますが、実際に演奏していると、聴いている時以上に音色の差を感じます。

以下、私の感覚を書いてみます。

YAMAHA YRS-402Bは、

明るく澄み切った音色です。まろやかさもあります。夏の太陽のような純粋な子供のような明るさの音色だと感じます。

AULOS 503B(E)は、

少し枯れたような哀愁のある音色です。薄い高貴なベールがかかったような雰囲気です。秋の霞のような、典雅な大人びた音色だと感じます。

曲の雰囲気によって、楽器を使い分けると良さそうです。

2つの楽器の音色の違いについて感じた事

YAMAHA YRS-402Bは、クリスマスの曲や、明るく開放的な曲、ポップな曲にぴったりです。

AULOS 503B(E)は、バッハの曲や、クラシカルな曲、落ち着いた雰囲気の曲にぴったりです。

私はAULOSの響きがとても好きです。音色に深みがあり、演奏する時の表現の幅が、より広い感じがするためです。

YAMAHA YRS-402Bもまろやかで純粋なとても明るい響きで、これも好きではあります。

楽器本体の長さが異なる

吹いていて気が付いたのですが、楽器の本体の長さが違います。

写真左のYAMAHA YRS-402Bの方が、写真右のAULOS 503B(E)よりも、楽器本体のサイズが少しだけ小さいです。そのために、YAMAHAの音色が明るく感じられ、AULOSの方が落ち着いた印象の音色に感じられるのだと思います。

バッハのインベンションを吹いているのですが、吹き比べてみた所、AULOS 503B(E)の方が、全音域の音色のバランスが安定しているように感じます。

YAMAHA YRS-402Bは、ごくわずかですが音域により音色のばらつきがあるように感じます。吹いている時に感じた私の主観ですので、人によって感じ方は異なると思います。

楽器や音と遊ぶようにしていると、自然に吹けるようになる

いずれにせよ、どの楽器であっても、友達のように音を鳴らして遊ぶうちに、やがて自分の身体に馴染んで、自分の想像した響きを鳴らしてくれるようになると思います。

私はリコーダーの練習をする時、この2本のリコーダーを交互に吹いて、音色の違いを楽しんでいます。遊ぶように音色の差を楽しんでいるうちに、勝手に曲が吹けるようになります。私の場合は、練習ではなく、遊びです。

さいごに

というわけで、比較動画で表現しきれなかったことを、ここに書かせていただきました。

皆さまはどちらの音色がお好みでしょうか?

とてもリーズナブルで音もそれほど大きくなく、手ごろな楽器ですので、ご興味がありましたら、是非お手に取って遊んでみてくださいね。



この記事でご紹介した、最近私がソプラノリコーダーで練習しているバッハの曲の楽譜はこちらです↓


↑こちらのバッハ作曲「インヴェンションとシンフォニア」は、ピアノの楽譜です。ピアノを学習する時に、必ずと言っていいほどよく弾かれている曲です。

ピアノで弾くのも良い勉強になりますし、リコーダーで吹くのもとても良い学びになります。

このような良曲に触れると、音楽全般の感覚が磨かれて、より良い演奏や作曲をするための基礎が発達します。とてもリーズナブルですので、一冊手に入れておけば、とても長く役立てることができる楽譜だと思います。

YAMAHA YRS-402B vs AULOS 503B(E) – soprano recorder sound comparison! 
Composed and performed by GTM

最後までお読みくださり、ありがとうございます!!

私GTMは、様々なBGMを制作しております。

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比較動画内で演奏した原曲は、私GTMが制作した≪狐神銀月≫です。

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