【ご依頼制作】作曲・音楽制作を担当いたしました。《綾の糸音》(あやのいとおと)
こちらの映像の音楽を担当させていただきました。
大正元年創業の葛利毛織工業さんをご紹介する映像です。
丁寧なものづくりをされている会社様です。
詳細はこちらの戸田光祐さんのブログをご覧ください↓↓
音楽で描きたかったこと
ご依頼をいただき、葛利毛織工業株式会社様が、とても丁寧なものづくりを続けられている、ということを、細かく戸田さんに教えていただきました。
その情報を元に、どうしたらこの映像が引き立ち、ご視聴者の皆さまに、誠実なものづくりの姿勢や、この工場で織られている布地の柔らかさや肌ざわりなどの感覚を、音楽で臨場感高くお伝えすることができるだろうかと思案しました。
動画冒頭の音は、シンセサイザーの音を、複数重ねて作りました。光が感じられるような、丸みがある、すーっと青空がひらけるようなイメージで作っています。
動画後半の音楽は、ものづくりにかける誠実さをあらわすために、なるべく簡素でありながらも、その中に豊かさがあふれているような音楽を目指して作曲しました。
工場の機械が、大事に丁寧に、私たち人々のために、一生懸命に布地を織ってくれている様子をあらわすために、3拍子のゆったりしたテンポを選びました。
作曲をする時に私が感じていたのは、丁寧なものづくりにかける一心な想い、手触りの良さ、温もり、柔らかさ、肌触りの良さ、地球や自然の息吹、風や光、自然な呼吸、豊かさ、といった様々な感覚です。
作曲では、心に満ちたそれらの感覚に浸りながら、一つずつ、音を置いていきました。
糸が織られていくイメージから、ピアノ、13弦箏、17弦箏を使いました。
この機械が織った布地で織られた服で、多くの人が豊かな未来を生きている様子をイメージして、所々に、シンセサイザーで高い音の点を入れて、輝きをあらわしました。
弦楽器と木管楽器(フルート、オーボエ、クラリネット)は、自然の息吹や呼吸をイメージして、やわらかく素直にふんわりと歌わせました。
タイトルについて
タイトルは、≪綾の糸音≫(あやのいとおと)と題しました。
この工場の機械が織り出す豊かな布地が、多くの方々に快適な暮らしを提供するシーンを思い浮かべて、この糸を織る音がずっと未来へ続いていくイメージを、タイトルの言葉に込めました。
さいごに
現実社会は複雑な問題が絡み合っていますが、この社会のこの先の未来は、私たち人間一人一人が、理想を思い描き、そこに向かって進むことで、いつでも変えていけるのだと思います。
私にできることは、音楽を作るという小さな行為だけですが、この小さな行為を、希望や理想を大切にして、一つずつ重ねていきたいと思っています。
私が世界に貢献するために、その小さな一つを重ねることができる素晴らしい機会をくださった、戸田光祐様と葛利毛織工業株式会社様に、心から感謝しております。
今回制作させていただきました映像用音楽は、ご依頼のご参考価格として¥50,000にて承りました。
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